「カメカメエブリバディーは医療的ケアがある方専用の施設では?」と思っていませんか?千葉県船橋市の生活介護事業所「カメカメエブリバディー」は、医療的ケアの有無にかかわらず、幅広い方にご利用いただける施設です。
お誕生日のお祝い、ホットケーキ・餃子・たこ焼き作り、習字、外食イベント、畑での野菜栽培……毎日の暮らしに楽しさと彩りを添えるプログラムが充実しています。この記事では、カメカメエブリバディーのリアルな日常をご紹介します。
「医療的ケアがないと利用できない?」それは誤解です
カメカメエブリバディーは、喀痰吸引や経管栄養など医療的ケアへの対応力を強みのひとつとして発信してきました。そのため、「医療的ケアが必要な方だけの施設」と思われている方が多くいらっしゃることがわかってきました。
しかし、医療的ケアの必要がない方も、もちろんご利用いただけます。
カメカメエブリバディーが目指しているのは、重い障害のある方が安心して過ごせる「もうひとつのおうち」です。医療的な対応力は、安全・安心を支えるための土台のひとつ。その上に、毎日の楽しい時間や豊かな体験を重ねていくのが、私たちの支援のかたちです。
もし「医療的ケアはないけれど、受け入れてもらえるかな」と感じていた方がいれば、ぜひ安心してご相談ください。
カメカメエブリバディーの日常をのぞいてみよう
ここからは、実際にどんな活動をしているのかをご紹介します。利用者の方の表情や雰囲気が伝わるよう、日々の様子とともにお伝えします。
お誕生日のお祝い ── みんなで囲むケーキの時間
利用者の方のお誕生月には、みんなでケーキを囲んでお祝いをしています。
「おめでとう」の言葉と一緒に、その方の好きなものや笑顔を大切にした時間。ケーキのろうそくを吹き消す瞬間、みんなの拍手……施設にいながら、家族のような温かさが生まれる日です。
誰かの誕生日を一緒に喜べる仲間がいること。そのこと自体が、利用者の方にとっての大切な日常になっています。
レクリエーション ── 「やってみる」が詰まった時間
カメカメエブリバディーのレクリエーションは、「楽しい」を軸にさまざまな活動を取り入れています。

餃子作り
皮に具材を包む作業は、手先を使う良いリハビリにもなります。不格好でも、形がバラバラでも大丈夫。みんなで作った餃子をワイワイ食べる時間が、何よりのごちそうです。
たこ焼き
くるりとひっくり返す瞬間がドキドキする、たこ焼き作り。ソースとマヨネーズをかけてできあがった丸いたこ焼きに、みんなの目が輝きます。
習字
筆を手に取り、墨の香りの中で文字や線を書く習字の時間。書初め(年始)をはじめ、季節のイベントにも取り入れています。文字が難しい方は、筆で自由に線を引くだけでも立派な作品です。
お絵かき
クレヨン、絵の具、色鉛筆……好きな画材で好きなものを描く時間。テーマを決めることもあれば、自由に表現することもあります。でき上がった作品は施設内に飾り、利用者の方の”ギャラリー”になります。
お散歩
天気の良い日には、近所をゆっくりとお散歩します。外の空気を感じ、季節の花や緑を見て、日常の中の小さな自然に触れる時間。車椅子の方も一緒に、自分のペースで歩ける外出支援です。
外食イベント ── 外で食べることの特別な楽しさ
カメカメエブリバディーでは、定期的に外食イベントを実施しています。
7月の外食イベント ── サイゼリヤへ
【ここに外食イベント(サイゼリヤ)の画像を挿入】
2024年7月は、みんなでサイゼリヤへ行きました。メニューを見て食べたいものを選ぶ楽しさ、テーブルを囲んで食べる喜び、外の景色を見ながらゆっくりと過ごす時間……施設の食事とはまた違う、特別な体験です。
バリアフリーで利用しやすいお店を選んでいますので、車椅子の方も安心してご参加いただけます。今後もさまざまな外食イベントを企画していく予定です。
畑・プランター ── 育てる喜びと、収穫の達成感
カメカメエブリバディーでは、畑やプランターでの野菜栽培も行っています。
さつまいもを育てています

春に苗を植えたさつまいもが、秋の収穫に向けてすくすくと育っています。土に触れ、水をやり、成長を見守る時間は、自然のリズムを体で感じる貴重な体験です。
プランターでトマトとなすが収穫できました

プランターで育てたトマトとなすが、無事に収穫できました!自分たちで育てた野菜を収穫した喜びは、ひと言では表せないもの。収穫した野菜は、その日のおやつや昼食の食材として活用することもあります。
手作りのお昼ごはんとおやつ
カメカメエブリバディーでは、お昼ごはんとおやつを毎日手作りで提供しています。

季節の食材を使い、家庭的な料理を心を込めて用意しています。「おいしい」と感じる瞬間、「今日は何かな?」と楽しみにする気持ち、一緒に食べることで生まれる会話……食の時間は、日々の生活に欠かせない大切なひとときです。
利用者の方の嚥下(えんげ)状態や食形態に合わせた提供も行っており、安全においしく食べていただけるよう配慮しています。
医療的ケアの有無にかかわらず、ここは「みんなの場所」
カメカメエブリバディーには、医療的ケアが必要な方も、そうでない方も通っています。障害の種類や程度もさまざまです。でも、「楽しみたい」「誰かと一緒にいたい」「毎日を豊かに過ごしたい」という気持ちは、みんな同じです。
私たちは、そのひとつひとつの気持ちに丁寧に向き合いながら、その方なりの「できる」と「楽しい」を一緒に見つけていきます。
「うちの家族は医療的ケアがないけれど、利用できますか?」 「どんな活動をしているか、もう少し詳しく知りたい」
そんなご相談も、ぜひお気軽にどうぞ。見学も随時受け付けています。