千葉県船橋市の生活介護事業所「カメカメエブリバディー」では、日々の暮らしをただ”こなす”のではなく、利用者の方が心から楽しめる時間をつくることを大切にしています。畑作業、おやつ作り、工作、書初め、そしてお花見・映画鑑賞・外食といった外出イベントなど、「やってみたい」という気持ちに寄り添ったさまざまな支援内容をご用意しています。

この記事では、私たちの支援内容をていねいにご紹介します。

カメカメエブリバディーとはどんな場所?

カメカメエブリバディーは、2026年4月に千葉県船橋市で開所した生活介護事業所です。重い障害のある方が安心して日中を過ごせる「もうひとつのおうち」として、家庭的であたたかな雰囲気の中でサービスを提供しています。

私たちの想いは、「さまざまな人が、さまざまなままで、ゆっくりでもまっすぐに。」というひと言に込められています。利用者の方が”そのままの自分”でいられる場所であること。そして毎日の中に、小さくても確かな喜びや発見があること。それが、カメカメエブリバディーが大切にしていることです。

支援内容は、日常生活のサポートにとどまりません。一人ひとりの「やってみたい」「楽しみたい」という気持ちを大切にした創作活動・余暇支援・外出イベントも積極的に行っています。以下では、その具体的な内容をご紹介します。

カメカメエブリバディーの支援内容

① 畑作業 ── 土と向き合い、”育てる喜び”を

カメカメエブリバディーでは、畑作業を大切な支援の一つとして位置づけています。種をまき、水をやり、芽が出て、実がなる。その一連の変化を肌で感じることは、どれほどシンプルに見えても、深い喜びと達成感をもたらしてくれます。

「自分の手で何かを育てた」という経験は、自信や意欲につながります。また、土に触れるという感覚刺激は、心と体をほどよくほぐしてくれる効果もあります。季節ごとに異なる野菜や草花を育てながら、自然のリズムを感じる時間を一緒に楽しみましょう。

収穫した野菜をおやつ作りや昼食の材料として使うこともあります。「育てて、食べる」という一連の流れが、より豊かな体験となって利用者の方の心に残ります。

② おやつ作り ── 食べる楽しみを、自分の手で

「食べる」ことは、生活の中でも大きな楽しみのひとつ。カメカメエブリバディーでは、利用者の方が自分でおやつを作る体験を大切にしています。

プリン、クッキー、白玉、フルーツポンチ……季節や気分に合わせてさまざまなおやつに挑戦します。「混ぜる」「並べる」「飾る」など、それぞれの方ができる動作で参加できるよう工夫するので、障害の程度に関わらず一緒に楽しむことができます。

自分で作ったおやつをみんなで食べる時間は、「できた!」という達成感と、場を共にする喜びが重なる特別なひととき。スタッフも一緒に楽しみながらサポートします。

③ 工作 ── ものづくりで広がる表現の世界

手を使って何かをつくる工作の時間は、創造力と集中力を育む大切な機会です。カメカメエブリバディーでは、季節のイベントや行事に合わせたさまざまな工作活動を取り入れています。

折り紙、貼り絵、フォトフレームづくり、リース作り……素材や道具はそれぞれの方の状態に合わせて選び、「やってみたい」という気持ちを第一に尊重します。完成した作品は施設内に飾ったり、ご家族へのプレゼントにしたりと、暮らしの中で活かせる形にしています。

「うまくつくる」ことよりも、「つくる時間を楽しむ」ことを大切にしているのが、私たちの工作支援の特徴です。

④ 書初め ── 年のはじめに、気持ちを文字に込めて

新年の始まりに行う書初めは、カメカメエブリバディーの大切な年間行事のひとつです。筆を持ち、墨の香りの中で文字や線を書く体験は、日常とは少し違う「晴れやかな気持ち」をもたらしてくれます。

「今年もよろしく」「元気」「笑顔」など、それぞれが選んだ言葉や好きな形を、自分のペースで紙に表現します。文字が難しい方も、筆で自由に線を引いたり、スタンプを活用したりと、参加の形は人それぞれです。

書き上げた作品はしっかりと飾り、ご家族にもご覧いただけるようにしています。年に一度の特別な時間が、その年の穏やかなスタートを後押しします。

⑤ 外出イベント ── 外の世界で見つける、小さな発見

カメカメエブリバディーが特に大切にしているのが、外出イベントです。「重い障害があっても、月に一度でもいいから外に出てみる」というのが、私たちの大きな願いです。

外に出ると、季節の空気を感じたり、見慣れない景色に出会ったり、普段とは違う刺激があふれています。そしてその体験は、「あ、こんなこともできるんだ」という小さな気づきや自信につながります。

現在予定している外出イベントをいくつかご紹介します。

お花見

春の陽気の中、桜の木の下でゆっくりと過ごすお花見は、外出イベントの定番です。ピンクの花びらが舞う景色を一緒に眺め、春を全身で感じる時間。利用者の方もご家族も、ほっとするようなやさしい時間が流れます。施設の近くにある公園や川沿いでの開催を予定しています。

映画鑑賞

大きなスクリーンで映画を楽しむ体験は、施設での日常とはひと味違う特別な外出です。話題の作品や、昔から親しまれてきた名作など、みんなで相談しながら観たい映画を選びます。映画の前後には、売店でポップコーンを選んだり、感想を話し合ったりと、楽しみが広がります。

外食

「食べること」を外の場所でゆっくり楽しむ外食イベントも計画しています。ファミリーレストランや地域の食堂など、バリアフリーで安心して利用できるお店を選び、みんなでテーブルを囲む時間を大切にしています。メニューを選ぶ楽しみ、外の空気を感じながら食べる喜び──施設では味わえない体験が、毎日をほんの少し明るくしてくれます。

すべての支援に込めた想い

カメカメエブリバディーの支援内容は、「やってあげる」ではなく「一緒にやる」を基本にしています。利用者の方が主役であり、スタッフはその「やりたい」を後ろからそっと支える存在でありたいと考えています。

畑作業でもおやつ作りでも、外出イベントでも、「できた」という瞬間の表情がすべてを物語っています。その小さな喜びの積み重ねが、毎日をやさしく、明るくしてくれると私たちは信じています。

ご見学・お問い合わせはお気軽に

カメカメエブリバディーでは、随時ご見学を受け付けています。「どんな雰囲気の施設なの?」「うちの子に合うかな?」など、どんな小さな疑問もお気軽にご相談ください。